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火星探査機
2025.10.13
宇宙

宇宙はイノベーションが起こる場所

ブリジストンによる月面探査車のタイヤ開発 米国NASA「アルテミス計画」では、月面探査車の開発を日本が担当しています。JAXAおよびトヨタ自動車株式会社、そしてタイヤ開発担当として株式会社ブリジストンが参画しています。月面では120℃~-170℃と寒暖差が激しく放射線にもさらされるため、ゴムや樹脂といった材料は使えません。また真空であるため、空気入りのチューブも使えません。そこでブリジストンは、金属のばね構造を活用し、表面はスチールウールで砂地でも滑らないタイヤを生み出しました。現在鳥取砂丘等、砂地での実証を重ねています。中に空気チューブが入ったゴム製のタイヤが当然のように使われてきましたが、...

2025.09.08
宇宙

トランプ政権とアルテミス計画

「アルテミス計画」は米国が中心となった有人宇宙旅行・月面着陸計画です。輸送機、有人宇宙船、着陸機、月周回有人拠点(Gateway)、商業月面輸送サービス等によって構成されており、将来の有人火星探査に向けた技術実証も行います。本計画に日本も参画しており、有人月面探査車(ルナクルーズ)の開発や、日本人2人が月面着陸することが決まっています。第2次トランプ政権になってNASAの予算が削減されたと共に、イーロン・マスク氏との関係悪化がどのように影響するかがわからず、計画通り進むかは不透明な状況です。その間も、日本では着実に開発を進めて、しっかりと成果を出してほしいと願います。