2025.10.20
スキル
ビジネスモデルキャンバス(1)ビジネス構造を俯瞰して検討する
ビジネスモデルキャンバスとは、アレックス・オスターワルダー、イヴ・ピニュールが、2010年発行の著作『Business Model Generation』(日本語訳『ビジネスモデル・ジェネレーション』、2012年発行)にて提唱しました。
新規事業の立案や既存事業の分析を行う際、チーム内でディスカッションして共通認識を醸成するツールです。ビジネスの構造を俯瞰した上で検討すべきポイントが洗い出せる非常に良いツールだと思いますが、理解するまでに少し時間が掛かるかもしれません。
基本的な構造は、「顧客セグメント」「提供価値」「顧客との関係」「チャネル」「自社取り組み」「リソース」「パートナー」「コスト構造」「収益の流れ」と9つの要素の枠が設定されています。この9つの要素を埋めることが目的ではなく、言語化しながらディスカッションを繰り返してビジネスモデルを練り上げることが重要です。
以降、数回に分けて解説していきます。