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2025.10.27
ビジネス

吉野家のラーメン戦略

吉野家イメージ

吉野家では7月4日から「牛玉スタミナまぜそば」を販売しました(現在は販売終了しています)。「牛丼屋なのにまぜそば?」と疑問に感じた人もいたかもしれません。

実は、吉野家ホールディングスは、2025〜2029年度 中期経営計画の中で、牛丼・はなまるうどんに次いで、ラーメン事業を第3の事業ドメインと設定し、「ラーメン提供食数世界NO.1構想」を掲げています。2029年度には、売上高400億円、店舗数500店舗を目標としています。

2024年5月にラーメン店向けに麺やスープなどを製造する「宝産業株式会社」を買収しています。また、ラーメン店運営としては、2016年に「せたが屋」を、2019年には「ウィズリンク」を、2025年1月には「キラメキノ未来」を買収しています。中期経営計画に沿って、着々と実行されています。

その中で吉野家でまぜそばを販売したことは、おそらくラーメン的なメニューを大規模に展開するために、製造・流通網の構築やオペレーションのテスト等を行ったのではないかと思います。
これまでの成功体験から脱却し、しっかりと方向性を定めて、1つ1つ積み上げながら新規事業を立ち上げていっている経営陣の実行力は、とても素晴らしく見習うべきポイントは沢山あると思います。一方で、超レッドオーシャンの状況で、好みの差や流行の移り変りが激しいのラーメン業界で、どのような戦略を取り、その結果がどうなるのかは、とても興味深いです。

【参考】
・牛玉スタミナまぜそば
https://www.yoshinoya.com/lp/mazesoba_2507/
・吉野家ホールディングス 中期経営計画
https://www.yoshinoya-holdings.com/ir/management/plan/

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