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2026.02.23
スキル

「2:6:2の法則」を逆手に取った合意形成術

会議や意思決定の場では、「推進派2割」「中立層6割」「抵抗派2割」が生まれることがあります。それを「2:6:2の法則」と呼びます。

下記のダイヤモンド・オンラインの記事を始めとした、多くの意見では「反対派を説得するのは無駄」とされがちですが、私の意見は違います。まず、推進派2割と中立層6割の合意形成に注力し、8割の賛同を得ます。その後に抵抗派2割の意見をよく聞き、その主張を「分解」「ポジティブ変換」「共有」することで、全員を動かせる方法があります。

  1. 8割の賛同を確保
  2. 抵抗派の声を分解、ポジティブ変換
  3. 全員参加型の取り組みへ

1. 8割の賛同を確保

初めに重要となるのが「中立層6割」の人たちの巻き込みです。具体的には「推進派+中立層」で4~5名のグループを作り、意見交換してもらいます。少人数だと「黙っている」ことはできず、自然に推進派の論理が伝播し、中立層の意見がポジティブに変わっていきます。

2.抵抗派の声を分解、ポジティブ変換

次に、抵抗派2割のみからじっくり意見を聞きます。感情的になっていると「設備が使いにくい」「メンテが面倒」など、同じ不満を繰り返しがちですが、メモを取って分解します。
・使いにくい→操作の複雑さ?作業の姿勢?力が必要?
・メンテが面倒→清掃頻度?工具の有無?手順の複雑さ?
これらの中には、操作が複雑で非効率だと労災につながる危険性が隠れています。
操作手順を整理・一部を自動化すれば、作業効率があがり、労災リスクも減少します。

単なる不満・愚痴ではなく、分解してポジティブに変換すれば、重要で有用な意見にもなり得ます。

3.全員参加型の取り組みへ

ポジティブ変換した意見を素案に反映して、全員に共有します。既に8割の人が賛同している状況で、抵抗派の意見が取り入れられたことを皆が知っている状態ですから、抵抗派も動かざるを得ない状況となります。
全員参加型での取り組みだからこそ、結果の質が格段に向上するのは必然です。元抵抗派に感謝を伝えれば、次の機会はもう少しポジティブになっているかもしれません。

「抵抗派」だから説得は無駄と切り捨てるのではなく、その中には隠れた原石があると捉えて、一緒に案を練り上げていくことで、全員参加型の取り組みが実現するのです。

【参考】
・頭のいい人が「社内の人たちを巻き込む」ときに意識していること・ベスト1(DIAMOND Online)
https://diamond.jp/articles/-/382480

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